働いていてよく聞く「若いうちは苦労しとけ」という言葉ですが、実際のところどうでしょうか?
僕自身は、「(体を壊さない程度に)ある程度の苦労は経験しておくべき」だと考えます。
なぜそう思うかの理由か以下に綴っていきます。
若いうちに苦労を経験しておいた方が良い理由
何故若いうちに苦労を経験しておいた方が良いかと言うと、それは単純に「若いうちは失敗してもまだやり直しと潰しが効く」という理由だからです。
こういうことを書くと「苦労はしたくない」「楽をして稼ぐ法が効率的」という意見があると思います。
それはそれで間違いでは無いですし、僕自身もその考えです。
ただ、その考えをもとに動くにしても、何より「経験値」が重要になってくると思います。
人間は誰しも楽な方、楽な方を求めていきがちです。自分もそうです。
ただ、その「楽」を求めるにしろ、事前に「苦労」を経験していれば、その苦労をかけずにどうやって効率的に物事を進めるか、という面で効率良く「楽」さを求めることができると思います。
その苦労の元になっているのが何より「失敗」だと思いますし、失敗から苦労を経験することができます。
若いうちに失敗してその後の人生が全てダメになるなんてことはまず無いでしょうし、僕自身も若い頃は沢山の苦労をしてきました。
例えば
- 新卒で入社した前の会社で、当時配属された部署で1年半の間で3人の上司が全て退職。
- クレーム対応で約1年くらいずっとモンスタークレーマーとやりとりすることになり、日に日に食欲が失せていく。
- 社内での事業プロジェクトで開始前日に個人的な調整ミスが発覚。一旦事業は中止になり、社内を謝罪行脚。
以上は自分が経験してきた苦労のほんの一部です。
大きなミスをしたときの、徐々に胃が締め付けられてくる感覚は今でも慣れませんし、誰だって嫌なものです。
ただ、当時はこれらの経験をした際に精神的にきつかったですが、今思えば当時の経験があったからこそ、今の仕事に活かされている部分もあります。
勿論、苦労を越して体調や精神を病んでしまっては元も子ありませんし、そこはバランスを見て、自分自身でブレーキをかけつつ働くしかありません。
仕事の苦労は「糧」となる
将来なんてどうなるか分かりません。今は楽して稼げていたとしても、何かが起きたきっかけで働き方が大きく変わった際、楽な仕事しかしてこなかった人が、しんどい思いをして稼げるようになるでしょうか?
勿論できるかもしれませんが、一概にできない可能性も十分高いと思います。
ただ、沢山失敗をして苦労をしてきた、という経験は間違いなくその人の貴重な経験となっていますし、血肉となって糧となっているので、「苦労をしていた」か「苦労をしていないか」ということで言うと絶対に苦労をしてきた方が、再度苦労しないといけない場面が来た際に、まだ潰しが効きます。
もしその場で初めての苦労をするとなった時、年齢を重ねて体力と気力が落ちている状態で人生最大の努力をするパフォーマンスが出来るかどうかと問われれば不透明だと思います。
極論、将来苦労しないように若いうちに沢山苦労をしておく、という考えです。
以上が若いうちに苦労をしておいた方が良い理由になります。
苦労というのはしんどいですが、全ての苦労が無駄という訳ではなく、心身を鍛える貴重な経験にもなりえるものだと僕自身は感じています。
以上、お疲れさまでした。