今回は就活時の【資格】について綴っていきます。
この記事では自分の新卒時、転職時、及び採用業務に携わった経験を元にしています。
因みに自分は新卒の就職時に持っていた資格は
- 普通自動車第一種運転免許
- Microsoft Office Speciallist(Word,Excel)
- 秘書検定3級
- 漢字検定3級
上記の4つでした。
ただ、履歴書には「普通自動車第一種運転免許」と「Microsoft Office Speciallist(Word,Excel)」しか記載しませんでした。その理由は下記に取得しておいた方が良い資格と併せて綴ります。
就活時に取得しておいた方が良い資格
【必須】普通自動車第一種運転免許
これは男女関わらず取得しておいた方が良いです。女性の場合はあまり車に乗る機会が無くペーパードライバーの場合が多いと思いますが、有ると無いとでは大違いです。
男性の場合はやはりサラリーマンとして働くのであればいずれかの場面で車に乗る場面が出てくるので取得しておいた方が良いです。
取得していない場合は、事務職や内勤営業など、かなり職種が狭まってしまうと思います。
【重要度:高】Microsoft Office Speciallist(Word,Excel)
現代の仕事の殆どはPCを使用する仕事が多いので、必ず取っておいた方が良いです。
必要最低限、「自分はPC使用に抵抗はありません。」というアピールになります。
一般的には「Word」と「Excel」を取得する場合が多いですが、働いていく中でプレゼンをする機会も必ず出てくるので余裕があれば「PowerPoint」も取得しましょう。
尚、WordとExcelには
- スペシャリストレベル(一般)
- エキスパートレベル(上級)
の2種類があるのですが、新卒時であれば、スペシャリストレベルで十分です。
【重要度:中①】日商簿記検定
学んでいるだけでも企業に取って重要な「金融、資産についての知識をある程度持ち合わせている」というアピールが出来ます。
ただ、履歴書に記載するのはあくまで2級からの方が良いかと思います。
【重要度:中②】TOEIC
こちらもこれからの国際化の時代の流れに伴い取っておいて損は無い資格です。
仮に英語をそこまで使用する企業で無くとも、「日本語以外の外国語のスキルを身に付けられる地頭の良さがある」という強烈なアピールになります。
ただ、新卒時に履歴書に載せるべき点数は一般的には500~600点と言われています。
就活時にそこまで重要では無い資格
秘書技能検定試験(秘書検定)
この資格は「どれだけ自分が社会人的な常識、マナーを身に付けているか?」ということに重点を置いている資格ですので、個人的にはメインの資格としてアピールするのは少し弱いと感じます。
面接の際の入退室や話し方などで、ある程度常識、マナーというのは表面上からでも感じられるからです。
自分も3級を取得していましたが、履歴書に記載するのは2級からの方が良いと言われたので記載はしていませんでした。その変わり、面接の際の言動できちんと常識的な範囲内でのマナー遵守を常に心掛けていました。(ノック、挨拶等)
日本漢字能力検定(漢字検定)
こちらの資格も「自分はある程度国語力を持ち合わせている」という事に重点を置いた資格ですので、そういったスキルを活かす業界、企業ではない限り、オールラウンドとしてアピールするには少し弱いと思います。
自分もこの資格は3級を持っていましたが、上の秘書検定と同じく履歴書に記載するのであれば2級からの方が良いとされています。
まとめ
以上、簡単ではありますが自分の経験を元に新卒者向けの資格について意見を述べました。
最後にまとめとなります。
資格が有れば最低限「学んでいる」という印象付けは可能
どんな資格でも取得さえしていれば、最低限「何かを得る為に勉強して、知識を身に付ける能力は有る」という印象は持たれます。
面接官も履歴書を見ている中で、資格欄で空白だと何かしら違和感を感じてしまう可能性が高いです。(自分も感じます。)
しかし単なる「資格武装」は本末転倒
勿論資格は無いよりかは何かしら取得していた方が良いです。
ただ、「とりあえず資格なら何でも良い」みたいな安易な経験は危険ですし、それならまだアルバイトでお金を稼ぐ経験をした方が余程有意義だと感じます。
上に列挙した資格の中で「秘書検定」と「漢字検定」はあまり重要で無い、と綴りましたが、それは自分自身が就活をしている中で軸が無く、取り敢えず上2つを取ろう、と思って取得したからです。
結果的にはまだ取得しやすい級から取得して上の級を取ろうとしましたが、「なぜ自分はこの資格を取っているか?」と思った時、全く説明が浮かびませんでした。
志望する業界(企業)と資格がマッチしていれば言う事無し
資格取得に際してのポイントはこれです。
上の述べた以外にも資格というものはかなりの数があります。その中で、将来自分が目指したいものと資格をリンクさせることが出来れば最高です。
逆に言うと就活の段階で将来の軸がまだぼんやりとしていると、自然と取得できる資格も限られてきます。専門的な資格よりは非専門的な資格メインとなってしまいます。
そして自分は就活の段階では軸が余り定まっていなかったので、上記のような非専門的な資格取得状況となっていました。只、その中でも一般的に需要があると思われる資格を今回列挙しました。
迷ったら、キャリアセンターに相談
自分が将来働く為に何の資格を取得すれば良いのか、分からない場合は大学の就職支援課(キャリアセンター)等を活用して志望業界(企業)に対しての骨組みを固めるようにしましょう。
そうするとおのずと自分が最低限取得するべき資格と、取得すれば就活に有利に働く資格が見えてくるはずです。